女性部員やJA職員、互いに意見して活動をつくる

JA信州うえだ
グループワークの内容を発表する参加者
グループワークの内容を発表する参加者

JA信州うえだ女性部真田支会は、「部員の意見を聞き、みんなでつくる活動」を大切に運営している。部員の「やりたい」を形にしていき、毛筆・パッチワークなどの目的別グループのほか、昨年は郷土食を作って学ぶ「郷土の味を楽しむ」グループも誕生。支会全体活動としても、ウオーキング・フラワーアレンジメントのほか、全部員に花の種を配布して栽培する「仲間の笑顔プロジェクト」などに取り組んでいる。
この考えは、支会活動にとどまらずJAへの向きあい方にもつながっている。毎年、懇談会として同部の支部役員とJA理事をはじめとしたJA役職員が集まり、活動方針を共有することはもちろん、グループワークを行って日頃の疑問やお互いに期待することなどの意見交換をしている。部員とJA役職員が混ざった6~7人のグループでテーブルを囲み、話しやすい状況をつくって活発に意見が飛び交うことを目指した。ここで出た「スマホをもっと農業やコミュニケーションに活用しては」という意見から、昨年はスマホ教室開催につながった。
令和7年度も、7月下旬にJA真田支所で懇談会を開き、27名が参加。グループワーク前には、「JA女性組織ってなぁに??」「JAの准組合員ってなあに??」のDVDを視聴し、参加者からの「JA・女性部は地域に必要な組織。魅力があって勢いのある組織にするためにどうしたらよいか」「若い方をメンバーに増やすには」といった思いをテーマに、グループごとにさまざまな視点で意見を出し合った。
JA真田地区事業部の中澤元秀部長は、「地域に必要とされるJAであるために、互いの思いを直接伝え合い、よりよい方向をともに考えるたいへん貴重な機会になっている」と、前向きに話す。
女性部員も、「JAについて、役職員からいろいろな話が聞けて、知らないことを学ぶことができ、よい勉強になった」「日頃思っていることを声に出すことができてよかった」と話し、JA活動への関心や意見反映への意欲が高まっていた。

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