JAみなみ信州女性部喬木支部は1日、喬木村の同村福祉センターで夏休み親子料理教室を開いた。家族で楽しみ学ぶ食農教育を通して夏休みの思い出にしてほしいと、2015年から毎年この時期に開催している。今年はフレッシュミズグループ「スピカ」が栽培する小麦、同村内でとれた野菜、地元産の豚肉を使ったオリジナルハンバーガーを作った。定員を超える申し込みがあり、保育園児・小学生を含む家族12組32人が参加。同支部員、エプロンサポーター、スピカのメンバーら8人が調理をサポートした。
この日調理したメニューは‟喬木産小麦を使う”‟地元の野菜をたくさん使う”などをテーマに「ちゃぐりん」を参考に選んだ。小麦は全粒粉などを混ぜ込んだ今回のためのオリジナルで、ズッキーニやタマネギなどは部員が持ち寄った。ハンバーガーのほかに夏野菜のカレースープ、フルーツ白玉も調理した。3グループに分かれ子どもたちは慣れないながらも一生懸命に包丁を握り野菜を切ったり肉をこねたり、ホットプレートでバンズを焼くなど親子で調理を楽しんだ。
参加した小学校4年生の小林怜奈さんは「どれもおいしかった。お肉をこねるのが特に楽しかった」と笑顔で話した。母の理香さんは「バンズから地元産でできることに魅力を感じて参加した。子どもたちと楽しい思い出ができた」と話した。
同支部の木下ちせ子支部長は「今年はスピカの皆さんにも協力いただいて、より地元産にこだわった料理教室ができた。楽しく調理することで食や農に興味を持ち、家庭でも楽しんでもらいたい」と話した。