JA信州諏訪女性部湖北ブロック川岸支部と岡谷市のJA岡谷支所は8月12日、同市の児童養護施設「つつじが丘学園」の子どもたちを招いて、料理教室・食事会を開いた。同市の旧岡谷支所川岸営業所で行い、子どもたちや関係者、支部員、JA役職員ら17人が参加。女性部員が育てた地元野菜を中心に調理して皆で味わい、夏休みの楽しいひとときを過ごした。また、フードドライブで集まった農産物を同施設に贈った。
支部員の「子供たちに楽しんでもらえる活動がしたい」という思いから、同支部と同施設の交流は2019年から始まった。コロナ禍を経て、2024年に続いて料理教室・食事会を開いた。
この日は、カレーライスとハンバーグ、きゅうりの漬物、寒天ゼリーを調理。子どもたちは支部員のアドバイスで、ハンバーグのたねをこねて成形し、フライパンで焼いたり、きゅうりを切ったりと積極的に調理に参加した。カレーライスには、女性部員が4月末に同営業所の花壇に定植したジャガイモを使用した。
完成した料理は食事会で、皆で感想を話しながら味わった。子どもたちは「おいしい!」「普段あまり料理をしないので、いい経験になった」と笑顔で話した。
フードドライブでは、同ブロックの女性部員が、自宅で採れたナスやトマトを持ち寄り、同施設の川瀬勝敏園長に手渡した。
川瀬園長は「子どもたちが、地域の皆さんとコミュニケーションをとりながら調理でき、充実した時間だった。良い交流会になり、とてもありがたい」と感謝を述べた。
鮎澤昭子支部長は「今年も楽しい教室になった。今後も続いていけば嬉しい」と話した。