菊花展に向けて準備進む

JA信州諏訪
ドーム菊の植え替えの説明を聞く参加者
ドーム菊の植え替えの説明を聞く参加者

諏訪地域の菊愛好家で作るJA信州諏訪「健香会」(けんこうかい)は8月4日、諏訪市のJA本所で2回目の菊作り講習会を開いた。会員6人が参加。10月下旬からの菊花展に向け、栽培方法の確認をした。
同会は、毎年10月下旬から11月中旬まで開催する諏訪大社上社奉献菊花展に菊を出品することを目的として活動している。年に4回ほど講習会を開き、新入会員の育成に努める。新入会員は、取組みやすいドーム菊と福助菊を栽培する。
この日は、6月2日にポットから鉢上げしたドーム菊を植替え、福助菊をポットから鉢に移植した。ドーム菊の植替えは、根の成長を促して生育を促進させるために行う。植替え時、根を傷めないよう注意する必要がある。講師の奥山幸茂顧問は、作業手順を説明した後、実際にドーム菊を植替えた。その後、会員が奥山顧問の指導を受けながら作業した。
その後、福助菊をドーム菊が入っていた5号鉢に移植した。奥山顧問が水やり、追肥などの管理方法を説明。菊花展の審査基準の花長45センチ以下に抑えるため、矮化剤の使用を促した。
同会の小林宗吉会長は「今年の夏は昨年とは違う暑さで、同じ時期でも生長具合が変わっている。体調に気を付けながら、菊作りに取組んでほしい」とあいさつした。

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