バスで巡る農家見学ツアー 地産地消を体験

JAあづみ
参加者に桃の収穫方法についてアドバイスする大倉さん㊨
参加者に桃の収穫方法についてアドバイスする大倉さん㊨

JAあづみ総務開発事業部総務課組織くみあい員センターは10日、「親子で食農!農家見学ツアー」を開催した。同JA管内在住の地域住民ら20人が参加した。
当企画は農家見学や収穫体験を通じ、農業の大切さを伝えるとともに地域農家との交流を深め、地元農産物への理解醸成と消費拡大を図ることが目的で3回目の開催となった。
ツアーは、山田太一さんの夏秋イチゴハウスから始まり、品種の特徴や種類について説明を受けた。次に大倉直樹さんの農園では木々に実った桃、「あかつき」の収穫体験が行われた。参加者たちは「どれにしようかな」と迷いながらも、果実の色付きや大きさを確かめながら慎重に手を伸ばす姿が見られた。最後にバスの車内で曽根原久訓さんからトウモロコシの栽培方法についての説明があった。
その後、「安曇野スイス村ハイジの里」の食育ルームで料理講習会を行い、餃子の皮で作る簡単ピザといちご大福づくりに親子で挑戦した。食材はどれも安曇野産を用いており、餃子の皮の上に切ったピーマンやトマト、タマネギなどを並べ、つぶあんにイチゴを包むなどして地産地消を体験した。
参加した親子は「夏休みに皆で良い思い出を作ることができた。家に帰って収穫した桃を食べるのが楽しみ」と笑顔で話した。
総務開発事業部総務課組織くみあい員センターの三澤文彦センター長は「子供たちに地域の農業を知ってもらう機会になればと思う。これからも親子で楽しめるイベントを企画したい」と話した。

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