JAグリーン長野では、長野市大岡地区にある新田集荷所で、7月25日からリンドウの出荷が始まり、8月上旬にかけて最盛期をむかえた。今年は連日の高温の影響で生育が昨年に比べて遅れている状況。集荷所では従業員が花の段数や草丈を丁寧に確認しながら選別作業を行い、高い品質を保っている。お盆やお彼岸の需要に合わせて出荷し、高単価販売につなげる考え。出荷は9月中下旬頃まで続き、7万本の出荷を目指す。
出荷開始に合わせて、7月25日に同集荷所で「リンドウ」「コギク」「ヒペリカム」の目揃会を開いた。生産者7人が参加。営農技術員は切り前や出荷方法について説明し、実際に出荷されたものを見ながら、生産者らと花の咲き具合などを確認した。リンドウについては、花が咲きすぎないよう早めの収穫を呼びかけ、「リンドウは市場からの出荷要請が強い。草丈が短く花の段数が少ないものも出荷して」と話した。
JAでは引き続き、高品質な花の出荷に努め、お盆やお彼岸など季節に応じた安定的な供給を目指していく考えだ。