JA松本ハイランド野菜部会ネギ専門部は8月5日、個選白ネギ(夏秋どり)出荷規格目揃会を、山形村のJA山形支所で開いた。生産者やJA職員ら約100人が出席。市場関係者を招き、出荷最盛期に向けて規格を確認した。
2025年度は70万ケース(1ケース5キロ)を中京や関西、九州方面などへ出荷する予定で、最盛期は9月中旬から10月中旬を見込んでいる。JA松本ハイランド産の白ネギは高品質で、市場からの引き合いが強く、年々栽培面積が増加している。今年は高温干ばつが続いたものの、出荷時期は昨年通りの開始となった。
同部会ネギ専門部の横川敦志専門部長はあいさつで「産地のブランドを守るためみんなで規格を統一していこう」と意気込み、同JAの小野靖彦常務理事は「白ネギは野菜部会全体の中でも4分の1を超える売上があり、県の産地を代表する品目。年々、栽培面積が増えている。これからも消費者に選んでもらえるブランドとして販売数をのばし、生産者の手取りを増やせるよう努力していきたい」と話した。
目揃会では、JA営農指導員が太さや軟白の長さなど7つに分けた等級を説明し、規格を統一。また、暑さの厳しい時期は出荷前に風通しのよいところで管理し、品質保持に心がけてほしいと管理の徹底を呼びかけた。