JAグリーン長野は8月1日、大阪府大阪市の大阪市中央卸売市場内 大阪中央青果株式会社で、「トップセールス」を行った。主力の夏果実出荷最盛期に合わせ、重点市場や仲卸業社に対し取引拡大を要請することが目的。小林寛久常務とJA職員が市場を訪問し、「グリーン長野ブランドの果実」をアピールした。
会場には出荷が本格化したモモ「川中島白鳳」とプルーン「サンタス」を展示。展示品を見ながら仕上がりを確認する市場関係者らに、JA職員が産地の状況を説明。モモは、猛暑・雨不足によりやや小玉傾向で収穫・出荷が遅れているものの、着色も良く糖度も上がり、高品質なモモの出荷へ生産者の意欲も高まっていることを伝えた。
また、あいさつでは、小林常務が集まった市場関係者らに対し、「いよいよモモの出荷が始まった。ぜひ大阪の地で大阪のみなさまに川中島白鳳、川中島白桃を食べていただいて、夏の暑さを吹き飛ばしてもらいたい。グリーン長野のモモ、続くブドウ、リンゴ等もぜひよろしくお願いしたい」と呼び掛けた。
セールス後、市場関係者に向けて「川中島白鳳」を配布。受け取った市場関係者は「グリーン長野さんのモモを待っているお客さんが多くいる。産地も暑く収穫作業も大変だと思うが、ぜひ大阪に品物をどんどん送ってほしい」と期待を寄せた。
同JAのモモは、出荷量のうち約3割を関西方面の市場へと出荷。重点取引市場におけるトップセールスを通じ、JA名やJA産の高品質な果実のさらなる知名度向上や、直接の情報交換による連携強化につなげたい考えだ。