8月5日、JA中野市とJAグリーン長野は、中央卸売市場豊洲市場(東京都)の東京シティ青果㈱の競り場にて、青果物のPRを行った。
JAグリーン長野とは、技術振興や産業振興に関連して以前から事業連携をしており、合同でトップセールスを行うのは昨年に続き2回目。長野県の北部に位置する両JA管内は、日照時間が長く昼夜の寒暖差も大きいことから、果実の栽培に適した一大産地である。8月に入り、夏果実のメインである桃の出荷がピークになるこのタイミングで市場関係者にダブルトップセールスを打った。
早朝、望月隆代表理事組合長(JA中野市)と栗林和洋代表理事組合長(JAグリーン長野)、両JA役職員が参加し、市場関係者に桃「あかつき」や、これから旬を迎える「ナガノパープル」「シャインマスカット」「クイーンルージュ®」といったぶどう、きのこなどを展示しPR。このほか、市場関係者に「あかつき」200個を配布。10分ほどで配布終了となり大盛況であった。
今年は凍霜害による被害はなく順調に生育が進んでいたが、5月の降雹による被害や7月以降の異常な高温干ばつにより生育が停滞。果実は小玉傾向など生産者の苦労は多い。
望月組合長と栗林組合長は「今年の生産者は大変な苦労でここまで来た。味は十分すぎるほどおいしく仕上がったので、ぜひご賞味いただきお客様に勧めてください」と大きくアピールした。