JAあづみは3日、安曇野市堀金の畑で農業体験講座「あぐりキッズスクール(野菜コース)」を開講した。管内の小学3年生~6年生の児童とその家族18家族、41人が参加。
同講座は次代を担う子どもたちに「食」と「農」の大切さを伝えることを目的に10年目を迎えた。同コースは19年に新設。野菜の定植・種まき・収穫・調理実習に挑戦する。
この日はジャガイモ「デジマ」の種イモの定植と大根の種まきをした。参加者は、JA職員から植え方や種のまき方のコツを教わりながら「土はどのくらい被せればいいかな」「大きなジャガイモになるといいね」と話しながら作業を楽しんだ。
参加した親子は「土に触れる機会が少ないので親子でいい経験をさせてもらった。収穫が楽しみ」と笑顔で話した。
JA営農経済事業部農業企画課の吉澤大和課長は「普段食べている野菜がどのように育てられているのか、土づくりから収穫まで野菜の生育を知ってもらい野菜がもっと好きになってもらえれば嬉しい。」
講座は計3回、次回は10月26日頃に収穫作業をし、最終回は「安曇野スイス村ハイジの里」の食育ルームで、収穫した野菜を使った料理や夏秋イチゴを使ったデザートを作る予定だ。