シナノリップ出荷開始

JAグリーン長野
見本果を確認する生産者
見本果を確認する生産者

JAグリーン長野は8月1日、長野市若穂の若穂果実流通センターで、リンゴの早生品種「シナノリップ」の集荷を開始した。今年は高温と少雨の影響で生育が昨年より遅れ、小玉傾向。高温による日焼果の発生と夜温が高く着色不足が散見されるが、糖度は高い。
収穫本番を前に、りんご部会で8月1~4日、同センターを含む3か所で「シナノリップ収穫及び出荷目揃い会」を開いた。4日の若穂果実流通センターには生産者約50人が集まり、営農技術員が収穫時の注意点や出荷基準について説明した。シナノリップは、同じ木でも果実の熟期にばらつきがある品種。一度に収穫すると、酸味が強く食味の劣る果実が混ざるため、適熟果を選び、3~5回に分けて収穫するよう求めた。また、収穫適期の判断は、果実のお尻の部分の地色で行う。営農技術員は見本果を提示しながら、「お尻の地色を見て収穫適期を見極め、早採りや収穫の遅れに注意して」と呼びかけた。

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