JA信州うえだ女性部真田支会は7月10日、上田市立長小学校が行う「ふれあい伝承広場」で、部員4名がおやき作り講座の講師を務め、あんこと旬のズッキーニを使ったおやきの2種類を子どもたちと作った。
「ふれあい伝承広場」は、地域住民との交流を通して子どもたちが地域の伝統的な遊びや食文化などを学ぶことだけでなく、地域を愛する気持ちを育むことも目的。また、学年を超えてグループをつくり、協力し合って学習する機会をもつことで、より多くの仲間たちと知り合い、楽しく活動する経験を積むねらいもある。31回目の今回は、おやき作りやけん玉、水鉄砲など7つの講座に分かれて体験した。
同支会への「おやき作り」の講師依頼は2023年から始まり、今年で3年目。伝統食の伝承活動の一環として協力している。
この日は、4~6年生13人が参加。4つの班にひとりずつ女性部員が付き、まず地粉に重曹、砂糖、水を混ぜて生地を作った。具は、ズッキーニを厚さ1cmの輪切りにし2枚の間に味噌をぬって合わせたものと、あんこを丸めて準備。ねかせておいた生地で具を包み、蒸して、2種類のおやきが完成した。
子どもたちは、「おやきを初めて作った。もっと作って食べたい!」「ズッキーニのおやきがとても美味しい」と大喜びだった。
指導に当たった女性部員も、「子どもたちが学年をこえて協力し合っている姿に感動した」「みんなおいしそうに食べており、『おかわり』の声でいっぱいだった。その姿を見てとてもうれしくなった」と、笑顔で話した。