つるなしインゲン出荷目揃い会 8月上旬ピークに

JAあづみ
出荷規格について説明する土屋営農指導員
出荷規格について説明する土屋営農指導員

JAあづみ管内ではつるなしインゲンの出荷が開始された。出荷ピークである8月上旬を前に17日、出荷目揃い会を松本市で開催。生産者やJA営農指導員ら24人が参加し、販売情勢や出荷規格、荷造りの方法などを確認した。
同JAでは、2024年から導入された品種「ピテナ」に加え、今年から新しく「キセラネオ」を出荷する。ピテナは播種後65日前後で収穫をすることができ、収穫期間が短期間で、耐暑性に優れている。一方でキセラネオも、耐暑性に優れているほか、播種後62日前後で収穫ができ、ピテナに比べて収穫期間が長いのが特徴だ。
JAあづみは、標高が高く冷涼な地域のため、曲がりがなくまっすぐな形のものが市場から好評を得ている。25年産は、猛暑で生育が前進しているが、品質は例年並みで良好。出荷は7月14日から始まり9月末まで続く予定だ。
土屋光毅営農指導員は、若採りを心がけ豆のふくらみがないうちの収穫、サヤの揃いが良いものを出荷してほしいと呼びかけた。また、猛暑によりカメムシの発生が多く確認されていることから、防除の徹底や乾燥による影響を防ぐため、継続的な灌水を求めた。
25年産は、主に京都や大阪、地元市場へ出荷され、2055ケース(1ケース=2キロ)、532万円(前年実績比10%増)を計画している。

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