特産のももが出荷開始 消費拡大めざしPR

JAグリーン長野
ももをPRする小林常務(左)と杉山副部会長(右)
ももをPRする小林常務(左)と杉山副部会長(右)

JAグリーン長野は7月28日、長野市の川中島共選所で「もも(あかつき・川中島白鳳)出荷開始お披露目会」を開いた。マスメディア8社が取材に訪れ、「あかつき」と「川中島白鳳」の出荷開始をアピールした。当日は、生産者から約300コンテナが持ち込まれ、約500ケース(1ケース5キロ)の出荷が行われた。
JA管内の川中島町は「川中島白鳳」や「川中島白桃」の発祥地。今年の開花は昨年より3日ほど遅れ、生育期間中の高温や干ばつの影響でさらに生育が遅れた。高温・少雨の影響でやや小ぶり傾向となったが、かん水など生産者の努力により、市場の求めるサイズになってきており、着色は良好で糖度も13度以上と高く仕上がってきている。同共選所では、「あかつき」が7月21日、「川中島白鳳」が7月23日から出荷がはじまり、最盛期はそれぞれ7月30日、8月4日頃を見込んでいる。グリーン長野全体でももの出荷は、地元をはじめ大阪、名古屋、東京へ、約35万ケースを見込む。
小林寛久常務は、「県内外の多くのお客様に、グリーン長野のももをご賞味いただきたい」と呼びかけた。もも部会の杉山一男副部会長は、「雨が降らないため生産者たちはかん水などに苦労しているが、ももは大変美味しく仕上がっている。皮をむかないでそのまま食べてほしい」と自信をもって品質をPRした。

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