JA上伊那立毛品評会運営委員会は7月15日、小菊立毛品評会を開いた。栽培技術や品質向上などを目的に毎年行っている。同JAの担当職員や、上伊那農業農村支援センターの担当者ら14人が審査員として出席し、管内の7圃場を審査した。17日から出荷がスタートし、最盛期は7月下旬から盆前になる見込み。
昨年は、ダニやハガレセンチュウによる害虫被害が多かったが、今年は発生の初期に管理指導し、薬剤防除や管理指導のタイミングを早めて被害の拡大を防いだ。
生育は、5月から梅雨時期にかけて順調だったが、6月末からの高温で生育抑制がかかり、平年並みの生育状況だ。
当日は審査員が各圃場を巡回し、現地で栽培管理や立ち姿、病害虫の有無など生育状況を確認し、100点満点で採点した。
上伊那産の小菊は、良品で市場からの評価が高い。生産者の高齢化の影響で、生産者や出荷数量は減少傾向にあるため、JA担当職員は「小菊の栽培を長く続けるため、生産者の負担を減らす方法を模索し、確立していきたい」と話した。
表彰式は来年3月に開かれるJA上伊那花き部会定期総会で行う予定。