小菊出荷査定会 箱詰め方法を実演

JA上伊那
小菊の頭を揃えるよう説明するJA担当職員
小菊の頭を揃えるよう説明するJA担当職員

JA上伊那は7月17日、管内2カ所の選花場で小菊出荷査定会を開いた。査定会には合わせて生産者21人が出席。7月下旬から盆にかけての出荷最盛期を迎える前に、生産状況や出荷規格などを確認した。
上伊那産の小菊は、良品で市場からの評価が高く期待が高まっている。今年は、5月から順調な生育だったが、6月末からの高温で生育抑制がかかり例年並みとなっている。
駒ケ根市のJA駒ケ根花卉選花場で開かれた査定会には、生産者やJA全農長野の吉澤栄二専門役、JA担当職員ら9人が出席。吉澤専門役は「薬剤防除を徹底して、良品な小菊を出荷してほしい。品質の評価が高くお客様が待っている状況にあるため、体調管理に気を付けながら1束でも多くの出荷をお願いしたい」とあいさつした。
査定会では、JA担当職員が出荷時の注意点や正しい箱詰め作業の方法を実演した。圃場ごとに生育状況が異なり、切り前が遅れると出荷前に花が咲いてしまうため、市場に届く頃に花が咲くよう、切り前の時期に注意するよう呼びかけた。
出荷時は、小菊の頭を常に揃えて結束することや、箱詰め作業の際に小菊が曲がることを防ぐため段ごとに向きを変えるほか、下段の小菊と頭の位置を揃えて箱詰めする方法を実演した。
JA担当職員は「需要のある品目のため、上伊那として期待に応えていきたい。最盛期で忙しくなる前に、再度管理の確認をしてほしい」と話した。

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