スイートコーン出荷会議 上伊那産の出荷に期待高まる

JA上伊那
出荷時の注意点を説明するJA担当職員
出荷時の注意点を説明するJA担当職員

JA上伊那野菜部会は7月10日、南箕輪村のJA上伊那野菜選荷場でスイートコーン出荷会議を開いた。会議には生産者や市場関係者、JA担当職員ら34人が出席。7月中旬から下旬の出荷最盛期に向けて、市場動向や病害虫防除、出荷時の注意点などを確認した。
JA管内では、イエローコーンとバイカラーコーンの2種類を栽培。昨年のスイートコーンは、高温や干ばつの影響で細物が多かったが、今年は7月に入り夕方の降雨が多かったことで、品質・重量ともに良質な仕上がりとなっている。
今年は他産地の出荷が早く、今後の品薄が予測されるため市場からの出荷の要望は強く、市場関係者は「出荷最盛期に向けて、1ケースでも多く良質なスイートコーンを出荷してほしい」と期待した。
会議では、JA担当職員が病害虫防除や出荷時の注意点を説明。今年はアブラムシの発生が極めて多いため、早めの薬剤防除を徹底するよう説明した。また、高温の影響で蒸れなどによる品質低下を防ぐため、気温が低い早朝や日没後に収穫をすることや、朝方に箱詰め作業をするよう呼びかけた。
JA担当職員は「高温が続いため収穫遅れに注意して、房全体の粒がしっかりと膨らんでいるものを適期で収穫し、引き続き良質なスイートコーンを出荷してもらいたい」と話した。

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