7月24日、JA中野市とJA中野市果樹部会協議会は、頻発する農産物の盗難を未然に防ぐため、中野警察署と協力し、管内果樹園地の夜間パトロールを実施した。
同日、JA営農センターで出発式が行われ、同協議会役員やJA役職員、警察署員ら約40名が出席。下田貴之協議会長は冒頭で「パトロールの実施により、年々被害は減ってきているがゼロではない。手塩にかけて育てた農産物を守るため、今年も生産者・JA・行政が一体となり、盗難被害ゼロを目指してパトロールに取り組んでいく」と呼びかけた。その後、11班に分かれて毎年被害が発生している園地を中心に、JAのパトロール車両と警察車両で巡回を行った。
同協議会とJAは例年、収穫期にパトロールを行い、農産物盗難防止に努めている。シャインマスカットに加え、隣県でも被害報告があり高価格帯で販売されているももやプラムの盗難防止を強化していく。
昨年、管内で被害届が出された件数は2件。約200房のシャインマスカットが盗まれ、被害金額は約20万円相当。
夜間パトロールは、サンふじの収穫が終了するまで実施する計画。このほか、盗難防止を呼びかける情報配信の適宜実施など各種対策を強化する考えだ。