秋ストック苗の準備 八重鑑別講習会を開催

JAあづみ
ピンセットで鑑別作業を行う生産者ら
ピンセットで鑑別作業を行う生産者ら

JAあづみ、JA松本ハイランド、JA大北の生産者でつくる中信ストック協議会は14日、安曇野市堀金で秋ストック八重鑑別講習会を開いた。生産者やJA職員、県松本農業農村支援センター職員、全農ら10人が参加。発芽した苗の中から一重を取り除く作業をした。
ストックの種子は、鑑別品種と無鑑別品種があり、無鑑別品種は約9割が八重のため鑑別する手間は省けるが、種子代は鑑別品種の約3倍と高い。同協議会では、八重を規格として出荷するため、育苗時に八重鑑別が必要となっている。鑑別品種は、八重と一重に咲く種子がほぼ半々のため鑑別作業の手間がかかる。
今回の講習会では「子葉が展開しそろってから」の苗を鑑別した。参加者は、ピンセットを使って、生育不良の苗や子葉の色が濃い苗、子葉が丸い苗を抜き取った。1箱当たり約160本の苗を目安に残し、1回目で7、8割の苗を鑑別。同協議会は、子葉がそろって7日後に再鑑別するための講習会も開く。
農産課の小山幸亮営農指導員は「これから秋ストックの播種や八重鑑別が本格化してくる。八重鑑別は出荷量に影響する作業のため、丁寧に行って欲しい」と話した。

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