JAあづみ管内では7月9日からスイートコーンの出荷がはじまった。出荷最盛期を前に18日、安曇野市で出荷目揃い会を開催。生産者やJA営農指導員ら17人が参加し、販売情勢や出荷規格、荷造りなどを確認した。
同JAは、主力のゴールドラッシュやキャンベラ、ランチャーを出荷予定。2025年産の生育状況は、例年に比べ品質は安定しているが、高温で生育が早まり、水分不足や収穫遅れによる「しなび」が心配されている。今年の猛暑は、出荷開始時期も影響を与え、25年産は例年に比べて1週間ほどはやく出荷が開始されている。出荷ピークは7月下旬。
スイートコーンは鮮度が最も重要であり、収穫は出荷当日の朝採りを基本としている。目揃い会では、収穫目安を絹糸がでて約20日前後としているが、特に本年はしなびが心配されることから、早めの生育確認と収穫を心がけるように呼びかけた。
市場状況では、前段産地が干ばつ傾向のため、スムーズな切り替えが予想されている。25年産は、主に大阪や京都に出荷し、出荷数量は4,840箱(1箱=10キロ)、販売計画1017万円(前年対比40%増)を計画している。
穂高地域営農センターの下田裕貴営農指導員は「収穫遅れに注意し、しなびにならない様適期収穫を心掛けてほしい」と話した。