JA信州諏訪は8月1日から12月31日まで、利用者専用無料ウェブサイト「組合員Myページ」2025年度登録キャンペーンを行う。期間中、新規で同サイトの「請求書Web照会機能」を登録した人を対象に毎月抽選を行い、計50人に信州諏訪産の商品(2000円相当)を届ける。当選外の人には、JA口座に500円をキャッシュバックする。この機会に取組みをPRし、より使いやすく・便利なツールとして多くの人に利用してもらいたい考えだ。
同サイトは、NTTデータ協力のもと、「いつも手のひらにあるわたしのJA」をコンセプトに2023年8月から本格運用を始めた。青果・花きの市況情報が閲覧できるほか、購買精算金額、JAからのお知らせ、JA機関誌「月刊JA‘s民」の閲覧機能などがある。
2025年7月23日時点での同サイト登録者数は2074人(前年同月対比1197人増)。そのうち、「請求書Web照会機能」登録者は1096人で、毎月の郵送料9~10万円を削減できている。
登録キャンペーンは昨年度に続き2回目。昨年度は、「請求書Web照会機能」登録者のJA口座に1000円をキャッシュバックした。期間終盤で一気に登録者が増えたため、今年度は事務局の管理部企画管理課が「毎月コンスタントに登録者数を増やしたい」という思いで、抽選方式を導入した。
目標は、「請求書Web照会機能」登録者2000人を掲げる。6月の全請求書発行数は12786通。「請求書Web照会機能」登録者を毎月1割以上確保することで、コスト削減による持続可能な事業運営に繋げ、顧客満足度向上を図る。
当選者は毎月10人で、登録月のみ抽選対象となる。8・9月は信州諏訪産「ふじ」果汁100%の「JA信州諏訪のりんごジュース」3パック(1パック6缶入り)。10~12月は「信州諏訪産つきあかり」新米2~3キロをプレゼントする予定。当選外の人の500円キャッシュバックは、2026年1月末に行う計画だ。
同サイトは今年度、大規模リニューアルを進めている。4月にアプリ版をリリース。コミュニケーション機能を強化し、営農指導員と生産者の情報連絡ツールとしても役立てている。7月からは管内のJA資材店舗の買い物時、JA口座で決済ができる「デジタル会員証」機能を導入。さらに、JA全農長野協力のもと青果物販売管理システム「FRESH」との連携も始まった。これまではJA集荷所内にある出荷予約表で出荷予約を行っていたが、同サイトに登録したスマホで予約・変更ともに可能となった。今後は荷受け・分荷処理までできるよう整備していく。
同課の清水親課長は「JA利用者の皆さまにもっと便利を届けたいので、ぜひ多くの方に『組合員Myページ』を登録していただきたい。信州諏訪自慢の一品が当たる抽選も楽しみにしてもらえればうれしい」と話している。