JAあづみ管内で夏の味覚「桃」の出荷が始まった。18日、安曇野市三郷の小倉選果所で爽やかで香り高い早生種の「櫛形(くしがた)」と「赤宝(せきほう)」を選果し、県内市場に初出荷した。
2025年産は高温により若干玉伸びが遅れるものの、ロスの原因になるせん孔細菌病も少なく、みずみずしく甘みが乗り、実の硬さも程よく仕上がっている。
選果所では生産者が持ち込んだ桃をJA職員が一つ一つ手に取って確認し、目視でキズの有無や着色を確認し選果機のセンサーで大きさを判定し、「秀」と「優」の2階級に分けて箱に詰めた。
25年度は約3210ケース(1ケース=5kg)の出荷を予定している。7月下旬から主力品種の「あかつき」、8月10日頃から中生種「なつっこ」、8月下旬か晩生種「おどろき」の出荷が始まり、8月末まで続く見通しだ
25年度も価格維持や作業省力化のため早生種から「2個詰めパック」での出荷を進めていく。今までは大きさに関係なく1ケース5kgで出荷していたが、スーパーの売り場担当者がパックに詰め直していた。パック詰めで出荷することで売り場の手間が省け、より早く店頭に並ぶため、価格維持にも繋がる。スーパーなどでの量販店からは好評だ。