京都市場で枝肉共励会開催

JAみなみ信州
共励会、セリに立ち会った中村組合長
共励会、セリに立ち会った中村組合長

JAみなみ信州は京都府の京都食肉市場(株)で第117回JAみなみ信州枝肉共励会を開催した。同JAは生産する肉牛の8割以上を同市場へ出荷しており、年に4回同市場で共励会を開いている。消費の低迷、生産コストの高騰等畜産業を取り巻く環境は厳しい状況が続いているが、生産者が切磋琢磨することで産業の継続に取り組んでいる。今回は和牛雌9頭、和牛去勢15頭が出品された。
同共励会では出品数24頭のうち8頭が最高ランクA5・BMS No12と格付けされる中、最優秀賞・京都市長賞には木下豊子さん(飯田市)の出品した枝肉が選ばれた。当日は生産者3人、同JAの中村彰組合長が共励会に立ち会い活発なセリを見学。中村組合長は「生産者は厳しい状況でも高品質な肉牛生産に日々努力しています。JAも引き続きしっかりと支援していく。購買者の皆さまには積極的なご購入をお願いします」とあいさつした。セリ後の研修会では京都市場で好まれる肉牛生産や、同JAの肉牛生産に期待することなどについて市場関係者と意見交換会を行った。市場関係者からは「JAみなみ信州の肉牛は品質が良く買参者からの需要も高いことから、今後も安定した供給を期待する」と意見が出された。
参加した生産者の榊本隆さん(63・豊丘村)は「京都市場での高い評価を今後も継続するため、良質な肉牛生産を行い消費者にも安全安心な美味しい牛肉を供提供したい」と話した。

入賞者は以下の通り
▽最優秀賞 木下豊子(飯田市)
▽優秀賞 (株)夢ファームみなみ信州高森農場(高森町)
▽優良賞 (株)夢ファームみなみ信州高森農場(高森町)
     (株)夢ファームみなみ信州伊賀良農場(飯田市)

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