JAみなみ信州女性部飯田支部は3日、飯田市の同JA飯田支所調理室で「薬膳料理講習会」を開いた。薬膳の力を借りて暑さに負けない体づくりで夏を乗り切ろうと企画。料理好きの部員が多く、同支部員38人中25人が参加し、家庭にある食材で手軽にできる薬膳料理を活かした「夏の養生」を学んだ。
この日は高森町の藥壺堂の青山洋子代表を講師にトマトやズッキーニやミョウガなど旬の野菜を使い、ソーメンチヂミ、冷めてもおしい利休汁、トマトの木耳入り豚玉炒めなど7品を調理した。部員らは青山さんの指導を熱心に聞き、効能や使う目的によって食材の組合わせを考えながら調理を楽しんだ。青山さんは「食材の持つ効能を活かし、自分や家族の体の様子に合わせて薬膳を楽しんでほしい。毎日の食事が健康に直結する。暑さに負けない体づくりを食事から取り組んでほしい」と説明した。参加者は「普段使う食材で簡単にできることがわかった」「夏休みに孫にも作ってあげたい」と話した。
同支部の松原冨美子支部長は「皆さんの関心が高く大勢に参加してもらえ交流も深まった。今年もしっかり暑くなりそうなので、学んだことを共有して部員皆でこの夏を元気に乗り切りたい」と話した。