長野県安曇野市に建設した「ＪＡあづみ本所・豊科支所」の工事が完了し、６月３０日に本所で引き渡し式を行った。施行業者の株式会社守谷商会や設計管理の全農長野、同ＪＡ役職員ら約２０人が参加。２０２３年１１月に着工し、２４年１０月に新本所・豊科支所が完成。新社屋での営業を始めながら、旧本所の解体や駐車場の外構工事を行い２５年６月３０日にすべての施工が完了した。
引き渡し式では、全農長野より工事経過や概要を説明後、施設を巡回し危険箇所の有無や修正箇所などの指摘事項を確認。株式会社守谷商会や全農長野から宮澤清組合長へ竣工書類と鍵の引き渡しを行った。宮澤清組合長は「限られた工期のなかで旧本所の解体など大変な作業が多かったが丁寧な施工をしてくださり大変ありがたい」と感謝の言葉を述べた。株式会社守谷商会は「１８カ月間という長期の工事であったが無事に完成して様々な方の協力に感謝している」と挨拶した。
新本所・豊科支所は鉄骨２階建て延べ２３５８平方メートルで１階に豊科支所やローンセンター、金融共済事業部、２階には総務開発事業部などの本部機能を構える。駐車場は約７０台分を確保し、建物入口にはソーシャルクロックや看板を設置した。新たに太陽光パネルなども設置し、蓄電設備、非常用発電設備を導入した。また３月に安曇野市と「災害時における施設等の使用に関する協定」を締結し、協同組合の地域に根差しくらしを守るという観点から災害活動対策の拠点としての一助に取り組む。