JAグリーン長野花き部会球根専門部では6月下旬、エキノプス「ベッチーズブルー」の出荷が始まった。キク科の多年草で、和名は「瑠璃玉アザミ」。鮮やかな濃い青色の花が特徴である。露地栽培の花としては単価も高く、夏のこの時期に濃い青色で出荷できる貴重な存在だ。出荷は7月中旬まで続き、1万本の出荷を目指す。
出荷の本格化を迎えるにあたり、6月30日に長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで目揃会を開いた。ベッチーズブルーを初めて出荷する生産者や来年から出荷する生産者を含む16人が参加した。営農技術員が出荷規格や荷造りの方法を説明。収穫のタイミングについては、側枝の花首の固さを確認することを説明し、草丈の長さだけでなく輪数も合わせて選別出荷するよう呼びかけた。「適時収穫を心掛け、できるだけロスのないよう出荷をお願いしたい」と伝えた。