JAあづみと安曇野新興塾運営委員会は7月1日、地域農業者同士のネットワーク構築を推進する「安曇野新興塾」の第3期入塾式を安曇野市で開いた。入塾生や運営委員ら14人が出席。
第3期生はJA管内で水稲や玉ねぎ、りんごなどを生産している専業農家で、主に20、30代の志の高い新規就農者やJA営農指導員ら9人が入塾。
同塾を「広範な見地を養う広い教育内容」とするため、事業内容に5つの必須項目を定めている。①農業協同組合について②地域農業の現状、農村施策③営農技術、経営管理④塾生の相互理解と研鑚を目的とした圃場学習⑤先進地視察。信州大学や農業高校などの教育機関や支援センター、市、JA全農などの団体と協力し、毎月開催し2年間の研修会を行う。
塾長は2期に引き続き、信州大学農学部の内川義行准教授。同塾運営委員長を務めるJAの宮澤清組合長は「1期生、2期生を上回る取り組みを期待するとともに、『農業を核としたこれからの安曇野づくり』を担う地域営農のリーダー養成の起点になることを期待している」と挨拶した。
塾生を代表し、松本市の細田雅大さんは「安曇野の地で経営品目を超え農業に携わる仲間たちと学べる喜びや、新たな出会いを大切にこの2年間を実りあるものにしたい。農業を通じて社会に貢献できる人間に成長することを目指す」と宣誓した。
7月以降は先進地視察や塾生の圃場見学、講師を招いた公開講義といった内容に取り組んでいく。