JAあづみが福祉事業として運営している、デイサービスあんしんの里「南穂高」は初めての「南穂高商店街」を5日間開いた。6月25日、来所していた利用者ら9人が参加し、日々貯めたポイントを使って買い物をたのしんだ。
ポイントは、安曇野スイス村ハイジの里と掛け合わせた「ポイントハイジ」。デイサービスに来所するほか、洗濯物をたたむ、干すなどの職員の手伝いや、玉ねぎの皮むきや野菜の収穫、食後の片付けなど、日常生活の動作を中心に、できることを様々な場面でおこなった利用者に職員がポイントを加算していく。2週間ポイント付与の期間を設け、500、1000、5000、10000ハイジの4種類を用意。一番貯めた利用者は、2万ポイントに及ぶ。
買い物は、1000、2000、3000ハイジとポイント数ごとに商品を用意。ハンカチやタオル、職員の手づくりキーホルダーやお守りなどを並べ、職員が店員になり本物の店のように買い物をする。利用者らは「どれにする?ハンカチがほしいな」などと話をしながら楽しんだ。
一人暮らしや車いすのため家族が代わりに買い物をしている利用者が多く、自分で商品を選んでお金を出す機会が少ないという。自分のための買い物を楽しんでほしいと職員らで意見を出し合い、今回の開催が決まった。
好評のため次回はクリスマスの時期に開催を予定している。