JAあづみは6月30日、安曇野市堀金のそ菜流通センターでオーニソガラムの出荷目揃い会を開いた。生産者やJA職員ら約10人が参加し、出荷最盛期を前に規格や荷造り、販売情勢について確認した。
オーニソガラムは清楚な純白な花を咲かせる球根植物で主に冠婚葬祭、フラワーデザインなどに使われる。花茎は70cmから90cmほどに生育し、星型の純白花が2~4輪開花したら収穫する。茎径の太さによって、箱詰めをする本数も変わるが、1箱50本、80本、100本に分けて出荷する。
25年産は、6月中旬よりハウス作の出荷が始まり、6月下旬より露地作の出荷がスタートとなった。生育は順調に推移しているが、高温が続いているため、花のガクが焼ける事が懸念される。
7月中下旬が出荷ピークで、首都圏や中京、関西の市場に出荷する。25年度の出荷計画は13万本、販売額は900万円を計画している。
営農経済事業部農産課の小山幸亮指導員は「正確な選別と荷造りで市場からの評価は高い。予約注文品を主体とした安定的な販売を行い、生産者の手取り確保に繋げたい」と述べた。
生産者の一人は「選花・選別を丁寧に行い、良質なものを消費者に届けたい」と意気込んだ。