JA信州諏訪は6月27日、官民でつくる諏訪湖創生ビジョン推進会議が主催する諏訪湖のヒシ除去作業に参加した。諏訪湖域の支所職員や本所の職員計7人を含めた50人ほどが参加。諏訪湖の美化に取組んだ。
ヒシは、水中生物の住処になるというメリットもあるが、繁茂しすぎると水中の酸素濃度の低下や船舶の航行の妨げ、悪臭の要因になる。増えすぎたヒシは刈取り船により除去されるが、座礁の危険がある浅瀬は小型ボートで人による作業が行われる。
この日は、ヒシ刈取り船が入れない浅瀬で作業を行った。参加者は船着き場からボートに乗り、ヒシが繁茂するポイントまで移動。手で巻き取ったヒシをボートに乗せ、いっぱいになると船着き場まで戻り陸揚げした。これを繰り返し、約3時間で1人3回ほど行った。
この活動は2018年から実施。JAは毎年参加し、諏訪湖の美化に協力している。
管理部企画管理課の朝倉啓介課長代理は「船に大量のヒシを乗せて帰ると達成感があった。きれいな諏訪湖を次世代へ残せるようにしたい」と話した。