クイーンルージュ「輝房🄬」栽培検討会初開催

JAみなみ信州
熱心に技術を学ぶ参加者ら
熱心に技術を学ぶ参加者ら

JAみなみ信州と同JA部ぶどう部会は26日、飯田市の加藤朋幸さんの園地でクイーンルージュ🄬の輝房栽培検討会を初めて開き、同JA管内全体からおよそ30人の部会員が参加した。今年から当JAのぶどう出荷の最高品質出荷規格「輝房®」としてシャインマスカット・ナガノパープルにクイーンルージュを加えた3品種で出荷を開始することから、栽培技術の向上を目的に検討会を開いた。
同部の宮下幸一部会長は「産地を引っ張る部会員から技術を学び、個人個人が輝房という高い目標を目指すことで部会全体の品質向上、選ばれる産地を目指して頑張りましょう」と話した。
同検討会は園主で昨年のクイーンルージュ特秀率上位者の加藤さんが実践する輝房を生産するための摘粒方法を紹介。同JA営農部果実柿課ぶどうチーフの宮嶋天技術員が実際の房を使い説明した。参加者は写真や動画におさめるなど熱心に聞き、加藤さんからは栽培の工夫、注意点などが伝えられた。
参加した奥村充由さん(74・飯田市)は「もっと早くに知りたかったほど、思い切った摘粒方法に驚いた。さっそく来シーズンから取り入れていきたい」と話した。
“輝房(きぼう)”はJAみなみ信州独自の出荷規格で、シャインマスカットとナガノパープルの最高品質のものだけを詰め込んだブランド名。粒数や粒重、糖度などそれぞれに高い基準を設け差別化を図っている。

MENU