大豆栽培加工セミナー2年目も参画 栽培・活用推進へ

JA信州諏訪
播種機を使って大豆を播種するJA職員
播種機を使って大豆を播種するJA職員

JA信州諏訪は2025年度、諏訪地域での大豆活用を推進する「大豆栽培加工セミナー」に参画する。6月21日、初回セミナーとして茅野市の約5アールのほ場で大豆を播種した。主催の長野県諏訪農業農村支援センターの職員、共催の長野県農村生活マイスター諏訪支部員、JA男性組合員向け講座「弾男倶楽部」のメンバー、JA管理部協同活動推進課の職員、農業関係者ら16人が出席。近年需要が高まっている国産大豆の、諏訪地域での栽培・活用推進に繋げていく。
同支援センターによると農林水産省では現在、国産大豆生産を推進しているが諏訪地域での作付けは少ないという。そこで同セミナーは、農業・農村に関わる女性が大豆の栽培・加工方法を学ぶことで、地域内での活用を推進することを目的に企画。2025年度は開催2年目で、取組みの定着を図りたい考えだ。今後は栽培管理を行い、11月中旬に収穫する予定。冬場に加工講習会を行う。
この日は、安定多収で県内でも多くの人が生産する品種「ナカセンナリ」を播種。播種機を操作する人と手作業で播く人に分かれてスムーズに作業した。
長野県農村生活マイスター諏訪支部の池田みかほ支部長は「大豆は生産性が高く、興味がある人が多い加工品・発酵食品として活用ができる。今回の活動を通して、遊休農地活用のヒントにもしてもらいたい」と期待を寄せた。
同課の神澤ちえ担当は「播種機は労力軽減になり、手作業は子どもたちとも楽しくできそうだと思った。今後の食農活動の参考になる活動なので、次回はより多くのJA関係者に参加を呼び掛けたい」と振り返った。

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