JAグリーン長野の果樹4部会(りんご部会・もも部会・ぶどう部会・特産果樹部会)からなる果実専門委員会は、長野市篠ノ井のグリーンパレスで6月9日、「果実販売推進会議」を開いた。JA全農長野、重点取引市場13社16名を招き、生産者代表40人とJA職員が出席。生産者の思いを市場に直接伝えるとともに、今年度の販売に対する連携強化を確認した。
会議では、JA職員が果実の生育状況や出荷スケジュール、出荷量の見込みなどを説明。併せて、会議前段に開かれた分科会で協議した内容を報告した。ぶどう分科会では、産地の現状や市場情勢、消費者の動向などを共有し、販売強化に向けた意見交換を行い市場側からは「ナガノパープル・クイーンルージュ®・シャインマスカットの3色で売り場を展開できる産地は全国でも少ない。セールスポイントとして売り込んでいきたいので、今年も高品質なぶどうの生産をお願いしたい」と期待を寄せた。
また、全国で栽培面積・出荷量が増加しているシャインマスカットは産地間競争が激化しており、その中で「選ばれる産地」を目指し、「おいしいぶどう」を消費者に届けたいという思いを一つにした。
橘田龍一果実専門委員長は「生産者は安心安全なおいしい果実ができるよう日々努力している。ぜひ有利販売へご尽力をお願いしたい」と市場関係者へ連携を呼びかけた。栗林和洋組合長は「市場のみなさまには当JAの農産物を高く評価していただき、多くの消費者へお届けいただいている」と感謝を伝え、さらなる協力を求めました。