6月16日 JA木曽女性部奈良井支部で恒例の朴葉巻き作りを行い部員とJAの職員14人が参加した。木曽地域ではこの時期餡入りの米粉で作った餅を朴の葉でくるみ蒸しあげる伝統のお菓子「朴葉巻き」が和菓子店や道の駅などで販売される。
塩尻市奈良井地区では「朴葉餅」と呼び、地域の公民館に部員が集まって作り、家庭で食べる分や親せきや友人に送る分を分け合っておりこの日は約460個作った。
また、郷土に伝わる食文化を子どもたちに伝えることを目的に、塩尻市立楢川小中学校3年生の児童10人を招いた。児童は三輪和子支部長の指導で、生地で餡を包み出来た餅を朴葉で包み、い草のひもで縛る工程を体験した。
児童からは「朴葉巻きはいつごろから作られているの?」「蒸すってどんなこと?」など質問があり蒸し器で蒸す様子を見てもらいながら会話を楽しんだ。参加した部員からは「この頃は子どもの声を聞かなくなって寂しかったが元気が出る」と喜びの声が聞かれた。同支部は部員と地域住民をつなぐこの活動を今後も続けていく計画だ。