飯田市竜丘地域の農家で構成するグループ「あぐりの田んぼ学校」メンバー6人は13日、飯田市の竜丘小学校5年生2クラス60人と同校近くの約5アールの田んぼで田植えを行った。あぐりの田んぼ田学校は田んぼに特化した食育活動を行っており、同地区の保育園でも米づくりを支援している。2021年から続く活動は今年で17年目。
あぐりの田んぼ学校の食育活動は「子供たちが主体的に考え動く」ことが目的のひとつ。児童らはメンバーのサポートを受けながら稲を植える役、目印の紐を張り移動する役、稲を渡す役をローテーションしながら全員がすべての作業を体験し、声をかけあいながらスムーズに作業を進めた。
同校代表の熊谷伊久夫さん(76)は「仲間と協力して行う米づくりを通して、食の大切さや農業を学んでほしい。これからもこの活動が地域や子どもたちの教育に立つよう頑張っていきたい」と話した。