農業インターン研修生激励会 農業を未来につなげて

JA上伊那
西村組合長(左)から修了証を受け取る白鳥さん
西村組合長(左)から修了証を受け取る白鳥さん

JA上伊那は6月19日、伊那市のJA本所で農業インターン研修生激励会を開いた。2024年度の研修生1人と25年度の研修生6人が出席。研修生と相互の情報交換や交流を目的に、修了証の授与とあわせて行った。研修生は1人ずつ就農・研修に向けて決意表明した。
「農業インターン事業」はJAと市町村が協力して1996年度から行っている。意欲ある地域農業の担い手が独立し、効率的・安定的な農業経営をできるようになることが目的。研修生は先進農家で1年間研修を受け、栽培技術や経営について学ぶ。これまで計103人が受講し、JA管内での就農率は約80%となっている。
激励会では、JAの西村篝組合長が24年度の研修生へ修了証と記念品を手渡した。西村組合長は「JAができることはしっかりとサポートしていく。先輩農家のように、若手の皆さんの力で上伊那の土地を未来につなげてほしい」と激励した。
24年度の研修生で、同市で4月から新規就農した白鳥大地さん(23)は、約60アールでブドウ栽培をしている。「研修では、資料を用いた指導で基礎から丁寧に教えてくれた。まだわからないことも多いが、これからブドウ栽培を通じて少しでも上伊那に貢献していきたい」と決意を語った。

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