りんご体験学習 リンゴの成長を学ぶ

JA上伊那
リンゴの大きさを測る児童
リンゴの大きさを測る児童

JA上伊那南箕輪支所は6月5日と16日の2日間、村内の小学校2校の175人を対象に「りんご学習教室」を開いた。毎年開いている同教室は、地元農家から栽培方法を学ぶことでリンゴの成長過程や栽培の苦労、収穫の喜びを学ぶことが目的だ。今年度は2農家が協力。1年を通して「ふじ」の栽培を学習する。
南箕輪村立南部小学校の児童らは16日、伊那市西箕輪にある白鳥勲さん(53)の圃場を訪れ摘果作業を体験した。この日は雨に見舞われ、バスの中でJA果実担当職員がリンゴ栽培の流れや摘果作業の方法を説明。鳥害被害を防ぐために防鳥ネットを張ることや病害虫防除をすることなど、1年の作業の流れを学んだ。説明が終わると雨が止み、児童らは班ごとに決められた木の摘果作業に挑戦。友だちと協力し、どのリンゴを残したら良いか話し合いながら、一生懸命手作業で摘果作業に取り組んだ。
児童は「1本の木にリンゴはどのくらいなるのか」「鳥は摘果期の小さなリンゴも食べるのか」などと質問。「次に来たときは何センチになっているのか」と聞かれた際には、JA職員は「次回のお楽しみだね」と笑顔を見せた。
白鳥さんは「わからないことがあれば何でも聞いて、リンゴが大好きになって帰ってもらいたい」と話した。
教室は11月の収穫までに4回を計画。リンゴの大きさを測るなど生育過程を観察するほか、リンゴにシールを貼って模様入りのオリジナルリンゴを収穫する予定だ。

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