カーネーション出荷目揃い会開催 品質良好

JAあづみ
出荷規格を確認する部会員たち
出荷規格を確認する部会員たち

JAあづみカーネーション部会は18日安曇野市のそ菜特産流通センターで出荷目揃い会を開いた。部会員やJA職員ら5人が参加。小山幸亮営農指導員が販売情勢や出荷規格、荷造りの注意点などを説明した。
25年産は例年に比べ10日程開花が遅れたが、草丈は長くボリュームがあり品質は良好だという。同部会では圃場巡回や目揃い会で品質差を減らし、信頼される産地形成を行っている。
25年度の出荷計画は、36万8000本、販売金額は2000万円を見込んでいる。1番花は6月下旬から7月上旬、2番花は8月下旬に出荷ピークを迎え、中京・関西・九州方面の市場に出荷する。出荷作業は10月下旬まで続く見通し。
小山営農指導員は「取引先の信頼を得ることで安定した単価での販売が可能」とし、「出荷時期によって切り前を変えたり、害虫や細いものが入らないようにするなど品質や荷造りを統一して欲しい」と呼びかけた。
カーネーションの販売はインターネットや予約相対取引が中心。一度購入し、品質が悪いと荷物の産地表示で買い手から避けられてしまうため慎重な選別が求められる。現在、ピンク系の色目を中心に白や複色など多くの品種の出荷を要望されている。
唐澤秀昭部会長は「1つ1つの作業を丁寧に行うことで品質安定に繋がる。良い物を1本でも多くお客様のもとへ届けたい」と意気込んだ。

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