パッククッキング 災害時でもおいしい料理を

JA信州諏訪
湯煎された料理の状態を確認する院生
湯煎された料理の状態を確認する院生

JA信州諏訪女性大学院食農グループは6月12日、茅野市のJA玉川研修センターでパッククッキングを行った。大学院生と職員計6名が参加。災害時・日常ともに役立つ調理方法を学んだ。
パッククッキングは、耐熱性ポリ袋に食材や調味料を入れて湯煎で火を通す調理方法。カセットコンロと水があれば、ライフラインが停止しても温かい食事が作れる。
1つの鍋で何種類もの料理を同時に作ることができ、袋を食器代わりにすれば、洗い物がほとんど出ないこと、湯煎用の水も繰り返し使えることなどがメリット。
JA管理部協同活動推進課の小林明美担当は「いつもきれいな水があるとは限らない。泥水だとしても湯煎に使うことはできる。パッククッキングはそのためのもの」と説明。袋の空気を抜いて、できるだけ上のほうで縛るなどとポイントを確認しながら作業をすすめた。
この日は、「竹の子ごはん」「鶏むね肉の照り煮」「スパニッシュオムレツ」など6品を調理。レシピは小林担当が「簡単でおいしく、日ごろから口なじみのあるものを非常時にも作れるように」と考案した。
調理後は全員で試食。調理方法を振り返り、改善点を話し合った。
参加した矢崎正子さんは「いつも食べているのと近い料理ができて驚いた。簡単なので家庭でも取り入れていきたい」と話した。

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