JAながのちくまブロックでは特産あんずの出荷を開始した。昨年度より1日早い。6月15日、千曲市内の集荷所で早生種の「平和」を中心に160ケース(1ケース2キロ=500グラムパック4個)が持ち込まれ、東京や県内の卸売市場へ出荷した。出荷は6月下旬をピークに7月中旬まで続く。今年は、開花時の天候も良く暖かったため、結実量は良好である。5月下旬の低温で着色が心配されたが、順調に生育が進みJA全体で180トンの出荷を見込んでいる。
出荷に立ち会った同ちくまあんず部会の近藤修司部会長(69)は、「着果量が多い分小玉傾向ではあるが、高品質の旬のあんずをたくさんの方に味わっていただきたい。」と話す。同職員は、「今年は開花から平年並みの生育でスタートし、一部地域で雹害を受けたが、無事出荷開始となった。最盛期に向けて高品質を維持し、消費者の方においしいあんずを届けたい」と話した。今後は加工向けの「昭和」「信州大実」「信月」や、生食向「ハーコット」、その中から一定の品質基準をクリアしたプレミアムハーコット「杏月(きょうづき)」などがリレー出荷される。