サクランボ狩りはじまる 3品種の食べ比べ

JA上伊那
サクランボ狩りを楽しむ子ども
サクランボ狩りを楽しむ子ども

箕輪町にあるJA上伊那の農産物直売所「ファームテラスみのわ」で、毎年人気のサクランボ狩りが今年も始まった。同直売所近くの関善一さん(78)の園地で行われ、来園者は3品種を食べ比べながら、30分間の食べ放題を楽しんでいる。今年は交配時期の高温により結実がやや少ないものの、品質は良好。サクランボ狩りは完全予約制で7月13日まで受け入れている。
同園では甘みの強い「佐藤錦」、酸味のある「高砂」、果実がしっかりしている「紅秀峰」の3品種を25アールで栽培。子どもでも脚立を使わずに安全に収穫を楽しめるよう、枝を誘引し低い位置にも結実させている。来園者にも好評で、申込者の8割以上はリピーターだ。
初日の6月15日には、11組40人がサクランボ狩りに訪れた。茅野市の小学生は「果物の中でサクランボが一番好き。夢の国みたい」と目を輝かせ、赤く実った果実を夢中で探しながら楽しんだ。父親は「直売所を利用した際にサクランボ狩りをしていることを知った。近場で体験でき、子どもたちの喜ぶ顔が見られてよかった。甘いサクランボをたくさん食べられて大満足」と笑顔を見せた。

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