楽しみながら体操+脳の活性化

JA信州うえだ
コグニサイズを楽しむ参加者
コグニサイズを楽しむ参加者

JA信州うえだ女性部よだくぼ南部支会は6月10日、健康体操教室「運動しながら“脳もトレーニング~楽しく認知症予防~」を開き、部員25名が「コグニサイズ」を体験して笑いながら体を動かした。
同支会では「食」「農」「くらし」「健康」をキーワードに活動しており、今年度は健康教室を2回計画。今回は1回目で、JA長野厚生連鹿教湯三才山リハビリテーションセンターの吉池勇祐健康運動指導士を講師に招き、認知症予防をテーマに、日頃の運動不足解消とともに脳と身体を動かす体操教室とした。
はじめに、認知症についての基礎知識を学んだあと、国立長寿医療センターが開発した運動と認知課題を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組み『コグニサイズ』を行った。『コグニサイズ』を行う目的は、運動で体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にする機会を増やし、認知症の発症を遅延させることとされている。
この日挑戦したのは、5人名1グループになって足踏みをしながら、〝しりとり〟をしたり、順番に1か100まで数え3の倍数になった人だけ拍手をするなど、運動にプラスして別の動作や発声を同時に行うゲームのような取り組み。途中足踏みが止まったり、拍手を忘れたりといったアクシデントを、全員が笑って楽しんだ。
最初、講師の「脳を使った体操』という言葉に、緊張した面持ちで説明を聞いた参加者だったが、いざ体操が始まると、先ほどまでの緊張はどこへやら、会場が笑い声に包まれ、表情もにこやかに。「簡単な動きでも体がホカホカした」「1時間があっという間で、たくさん笑って身体も動かせて、まさに運動しながら脳もトレーニングできた気がする」「日頃のちょっとしたことを続けることが、認知症の予防になることを実感できた」と、話していた。
同支会では、10月に第2回目の健康体操教室を計画している。

MENU