安曇野スイス村ハイジの里名物「とまとソフト」今年も販売開始

JAあづみ
とまとソフトを食べる来場者
とまとソフトを食べる来場者

県内最大級の直売所「安曇野スイス村ハイジの里」の名物「とまとソフト」が今年も4月26日から発売された。トマトをそのまま食べているような新感覚が好評なソフトクリームだ。ファンが多く、関西地方から食べにくる来場者もいるほどで、2024年8月には単月1,250個を売り上げた。
とまとソフトは、16年ハイジの里設立時に考案された。後藤祐輔センター長は、店の入り口側にイートインがある設計に強みを感じ、ハイジの里の名物を作り販促につなげたいとソフトクリームの販売を決意。ハイジの里でしか食べられない他にないものを作るため、全国のソフトクリームを調べたという。
ハイジの里に農産物を出荷している安曇野市梓川の生産者が「濃いトマトジュースを作っている」と聞いたことをきっかけに、トマトジュースを使用したとまとソフトが生まれた。トマトジュースは安曇野産のトマトと食塩のみで作られている。
販売しているのは2種類、「とまとソフト」(360円)とバニラとトマトの「ミックス」(350円)。ミックスのバニラも安曇野産の牛乳「あずみの牛乳」を使用している。バニラの甘さとトマトが合うと好評だ。安曇野の牛乳と安曇野の農家がつくる濃くて甘いトマトを使用していることが強み。
毎年、ゴールデンウィークの1週間ほど前から販売がはじまり11月まで続く。毎週木曜日には「特売日」を設け特価で販売している。
後藤センター長は「名物として自慢できる商品。遠くから足を運んでくれる方もいて励みになる。これからの暑い季節に向けてぴったりの商品で、お好みで塩をかけて塩分補給にもしてほしい。今後も美味しいと言ってもらえる人を増やしていきたい」と話した。
地産地消に根差したトマトソフトは今後もファンを増やしつつ、ハイジの里の販促につながっていくことだろう。

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