ブルーベリー出荷作業本格化 大粒多く品質良好

JAあづみ
検品作業を行う職員
検品作業を行う職員

JAあづみ管内でブルーベリーの出荷が本格化している。13日、松本市梓川の南部果実選果所に持ち込まれたブルーベリーの検品作業が行われた。出荷は8月下旬ごろまで続く見込みとなっている。
営農経済事業部果実課によると2025年産は凍霜害の影響もなく、大粒傾向で粒ぞろいも良く作柄は上々。順調に生育しているという。
首都圏や関西方面、安曇野スイス村ハイジの里へ出荷を見込んでいる。出荷初日の12日は大阪の市場で2Lが1パックあたり500円で取引され、例年より150円ほど高値がついたという。要因としてはこの時期のブルーベリーの流通量が少ないことや、品質の高さが市場からの評価に繋がっているからだ。
ブルーベリーは軟化が早く出荷用のパック内に過熟果や汁漏れ果が混入していると返品の対象となるため、正確な検品が求められる。JA職員約10人が虫害果やサビ果のほか、過熟果などがパック内に混入していないか検品し箱詰めした。
JAあづみ果実課の三澤祥係長は「生産者の努力のおかげで品質の高いブルーベリーを届けることが出来る。爽やかな香りや甘酸っぱさを味わってもらいたい」と話した。

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