花き市場販売推進会議 情報交換で上伊那産花きの良さを発信

JA上伊那
あいさつをする吉澤部会長
あいさつをする吉澤部会長

JA上伊那花き部会は6月4日、花き市場販売推進会議を伊那市のJA本所で開いた。生産者や花き市場の関係者、来賓ら106人が出席。2024年度花きの販売実績や25年度の部会目標、出荷計画を報告したほか、JA全農長野の担当職員が25年度の生産販売方針について説明。市場14社は、市場情勢を含めた遠方産地の状況やインバウンドの影響、産地に望むことなどをテーマに各地方の情勢を報告し、生産者と意見交換を行った。

24年度、同JAの花きを最も多く取り扱った株式会社なにわ花いちばは「物価高騰や激しい気象変動など様々な課題が多いが、長期に渡り高品質な花を供給し続けてきた皆さんだからこそ一致団結して解決ができると思う。上伊那の花きが社会を豊かにすることを祈念し、市場でしっかり販売していく」と述べた。そのほか、上伊那の花きの魅力を発信し続けられるよう、今後も生産者と市場で情報交換をしていこうと呼びかけた。

部会は今後「花き総合供給産地として販売金額20億円」のスローガンの下、生産コスト高騰や気象変動などの問題に対応し、需要に応じた花きの生産に取り組んでいく。

同JAでは農作業の効率化を図り、販売金額上昇に向けた取り組みとして園芸品目の団地化を進めている。同部会の吉澤昭夫部会長は「販売金額20億円に向けて花きの団地化を検討し、花きをつくるだけでなく『技術指導・輸送・販売』の三位一体で邁進していこう」と呼びかけた。

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