JAグリーン長野営農販売部は6月7日、「親子ふれあい農業塾」を開催した。これは長野県更級農業高等学校や生産者と連携して企画したもので、地域の小学生とその保護者を対象に毎年募集し、今年度は8組が受講。農業体験を通じ、農業や食への興味・関心の醸成をめざす「食育教育」を目的としている。
第2回目の今回は、長野市川中島町の水田で田植えに挑戦した。8組18人が参加。青壮年部川中島町支部員と営農技術員が講師となり、植え方とお米ができるまでの工程を聞き、田んぼの中へ。目印をつけたロープに沿って並び、一斉にもち米「モリモリモチ」を手植えした。
田んぼいっぱいに植え終わり、「余った苗は持って帰って植えてもいいよ」との声に持ち帰る家族が多く、JAからは、バケツでの稲づくりの方法を案内した。
参加した児童のひとりは、学校でプランターに大きな袋を敷いて作っているといい、苗の束を見ながら「プランターにどれくらい植えられるかなぁ。一列かなぁ」と考え、どれくらいの間隔で植えればよいか部員に聞き、20㎝くらいと教えてもらった。一緒に参加した父親も土は園芸用のものでも大丈夫と部員から聞き、「またと言っているとできなくなるので、これで植えたいと思う」と話した。秋にはこの水田で稲刈りを体験する予定。