JAあづみ女性部烏川支部は6月6日、安曇野市で料理教室を開いた。部員やJA職員ら15人が参加し、安曇野の郷土料理や旬の食材を味わい、部員同士の親睦を深めた。
今回は初めての「のりまん」や旬の新玉ねぎの肉詰め、豆腐を使ったフルーツポンチ、オニオンスープの計4品を作った。
「のりまん」はまんじゅうをのりで巻いたもの。安曇野の郷土料理で、仏事や彼岸の際に食べられる。今は、食べる風習が少なくなってきていることから、作り方を知らない人も多いという。部員の一人が講師となり、のりまんの作り方を部員らに伝えた。棒状に伸ばしたこしあんを生地で包み3本にまとめたあと、12分ほど蒸しのりで包んで完成。斜めに切ると、白と黒の模様が特徴だ。初めて作るという部員も多く、苦戦しながらも和気あいあいとした雰囲気で完成させた。
女性部烏川支部は、他にもこんにゃく芋から育てる「こんにゃく作り教室」や、部員で播種から収穫をする「黒豆のしょうゆ作り」などの活動を行っている。料理教室は年に2回ほど開催している。
支部長の本田津枝子さんは「自分たちで食材を育て作って食べる地産地消に着目した活動を大切にしている。みんなで楽しく活動して、伝統食を忘れられないように受け継いでいきたい」と話した。