ヒマワリ 父の日の贈り物に 県内トップの生産量50万本の出荷見込む

JAあづみ
出荷規格を確認する生産者ら
出荷規格を確認する生産者ら

JAあづみ管内で、ヒマワリの出荷が本番を迎えた。JAのヒマワリ出荷量と販売額は県内トップを誇る。6月4日、安曇野市で出荷目揃い会を開き生産者ら20人が参加。販売情勢や出荷規格、荷造りの方法について確認した。

農産課小山幸亮主任は荷造りについて「花径は開花前のつぼみの状態で計測を行い、箱の中身をそろえて荷造りをしてほしい。厳正な選別が高単価につながる」と呼びかけた。

ヒマワリは「父の日」の贈り物や結婚式など夏の装花として人気がある。50~60日で開花することから、計画的な出荷が可能となり初心者でも栽培しやすく生産者を増やしている。

JA管内の主力品種は、花弁が濃いオレンジ色が特徴の「サンリッチオレンジ」、明るい鮮やかな黄色「サンリッチレモン」、花弁のオレンジと中心部の濃黒色のコントラストが美しい「ビンセントオレンジ」など。花粉がでないため流通段階や購入後に花粉で汚れることがないことから消費者や市場関係者からも人気を集めている。また、品種構成や品質で市場から定評があり、注文は増加傾向にあるという。

25年度は、生産者48人で約50万本の出荷量、販売額は2150万円を見込み、関西や中京方面を中心に出荷される。父の日前後から出荷量が増え始め、7月上旬から8月末にかけて出荷のピークとなり10月頃まで続く予定だ。

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