JA上伊那と上伊那農政対策委員会は6月1日、伊那市陸上競技場で開かれた大学アメリカンフットボール交流戦「伊那ローズボウルⅢ」に今年も協賛し、米60キロを提供した。地域の活性化に寄与し、上伊那産の農産物をPRすることが目的。JAの協同会社である株式会社グレースもキッチンカーを出店し、交流戦の開催を盛り上げた。
同JAと委員会は、食農教育や地域農業を次世代に引き継ぐ活動として、市町村や地元ボランティア団体の活動に協力し、上伊那産米を無償提供している。
この日、交流戦前に開かれたセレモニーには同JAの西村篝組合長が出席し、各チームの代表選手に上伊那産コシヒカリ「今ずり米」を手渡した。各チーム30キロずつ贈呈され、選手の食事などに利用される。
交流戦は、信州大学(松本市)アメリカンフットボール部の運営母体である一般社団法人信州アメリカンフットボール部WILDCATSが主催。上伊那地域におけるアメリカンフットボールを含むスポーツの振興を目的に、2023年から毎年開く。今回は、長年のライバル校である岐阜大学(岐阜県岐阜市)アメリカンフットボール部「PHANTOMS」と対戦した。
交流戦のほかにも、松本市を本拠地とする松本山雅FCによるサッカー教室やフラッグフットボール体験で体を動かす楽しさをPR。地元中学校などの吹奏楽部や地元チアリーディングクラブによる発表も行われ、多くの来場者でにぎわった。