諏訪地域の菊愛好家でつくるJA信州諏訪健香会(けんこうかい)は6月2日、諏訪市のJA本所で2025年度初の「入門者向け菊づくり講習会」を開いた。会員7人と職員2人が参加。新入会員がベテラン会員から菊苗の植え方や管理方法を丁寧に教わった。
25年度は新入会員3人を迎え、計9人で活動する。会員は全4回の講習会に参加し、ドーム菊の鉢植えを仕立てる。秋に同会が毎年開く諏訪大社上社奉献菊花展への出品を目指す。
この日は、ベテラン会員が25年度新入会員2人を中心に菊苗の植え方や管理方法を指導。奥山幸茂顧問が実際に鉢に植えながら流れを説明した。新入会員は、説明通り5号鉢に底網を敷いた後、鉢底石と培養土を入れた。培養土は菊の根の働きを強めるため棒で突き固め、菊苗を置き培養土を入れてさらに突き固め植えた。作業後は、参加者は水や肥料のやり方などをベテラン会員に質問して技量向上に努めた。
参加した諸澤洋子さんは「1つ1つ大切に育て、秋にはきれいな花を咲かせたい」と話した。
小林宗吉会長は「今年も新入会員が入りありがたい。講習会で菊作りの魅力をさらに感じてもらえればうれしい」と話した。